チャンバー(差し合い)の練習風景です。
差し手で優位性を取ったら一気に押し出す、または崩していく、この攻防をランダム性の中でやるものです。
チャンバーの技術で、活歩推手は勝負が決まると言っても過言ではないです。
またこの技術は打撃や武器にも転用できるのが実によく、私は詠春拳と合わせて修行を続けています。
単純な腕力でやってもうまくいかないのはもちろんですし、腕の角度、体重重心のかけ方、相手の反応の予測とそれに合わせる技術等々、チャンバーのみでも非常に奥が深いです。
何百回何千回、下手をしたら何万回とやられにやられまくって、気付いたら台北では私に対抗できる練習相手がいなくなりました。
長い長い時間やられながら習得した技術なのです。
問題を克服した今だからこそ、堂々と過去の修行風景も動画で出すことができます。
当時は左手の使い方の雑さ、押されたところにばかり意識する、重心の使い方の甘さ、やられたらすぐに諦める癖等々、課題のデパートでした。
これらを1個1個気づくたびに、丁寧に克服して今があるわけです。 pic.twitter.com/0wxcMUJ9ZH— 台湾に移住して、世界一を目指してみた (@taiwansuisyu) July 26, 2019