140キロ選手との決勝戦前半戦です。
一見容易に完封したように見えますが、低い姿勢から推すだけでは彼は動きませんし、反撃してくるので甘くないです。
股関節、肩甲骨を最大限力を出せるようフル活用し、下半身の爆発力も要所要所で出し、相手の攻撃を無力化するという難題を同時に行いました。 pic.twitter.com/Xbeqqc7mad— 台湾に移住して、世界一を目指してみた (@taiwansuisyu) December 23, 2019
4年前に、私の先生が60キロ台の体で100キロ超級の選手たちを圧倒し優勝した大会を見て、いつか自分もやりたいと思いコツコツと準備に励んできました。
長い時間がかかりました。練習で140キロの選手とやっていますが、これを数試合続けるとなると、80キロ台の体には相当堪えるからです。
私はスタミナもかなりあるほうですが、30キロ以上ある選手と数試合ぶつかり合うと、かなりスタミナをロスします。体重の暴力というものです。
これにも耐えられる体作りをしてきました。気違いじみたサーキットを5セットやった後に、バーピーをタバタで30ラウンドやれたら多分大丈夫だろうと。
実際にやってみたら1年でできるようなものでもなく、長い年数がかかってしまいました。
特に今年は140キロの同門選手がおり、彼も参加するので備えにさらに備えを加えねばならなかったのです。
予想通り140キロの選手は決勝戦まで上がり、私と激突しました。
6点差をつけるとその場でコールド勝ちとなるので、私はそれを目指し前半戦後半戦共に彼をコールドでねじ伏せました。
しかし後半戦では少しでも気を抜くと転がされました。2回転がされ4点取られてしまったので、そこから6点差をつけるためにかなりの体力を疲弊して勝利をもぎ取ったのです。
なんとか私の先生がやったチャレンジを自分も通過することができました。さまざまな大会で優勝経験はありますが、今回は特に達成感が大きかったです。
怪我を押しての出場、精神的な弱さが多く出てしまい、自分と戦う時間の長い挑戦でした。
また1つ様々な点で強くなれた手ごたえを感じています。