先の先でやる技術はしこたまやりなれてるのですが、後の先を極めることはもうここ2年ぐらいの課題でした。
できるはできる、けど完璧じゃない。そういう理由があり、常に相手に何かさせてから対応するその練習に特化する日々が続きました。
相手にぶつけられても影響を受けずに次の動作で優位性を取る、文章にすると簡単そうなのですが、並大抵のことではありませんでした。
柔軟性を高めることと、一か所にある刺激に体を反応させないことが要求され、反射という本能を捨てねばならず、数か月1年、その程度では習得はできなかったのです。
今は100キロ越えの人たちにも後の先で容易に対応できます。
できないことを克服する、これは達成したからこそ顧みることができますが、やっている当時は自分の無能さに絶望する、大げさではなくそんな状態で長い時間もがき続けてきました。
相手に強くぶつかってもらい、受け止めつつその体勢と圧を保持し、別角度の動きを加え崩します。
文章化すると簡単に見えるのですが、受け止めるのも最初は難しく、相手の推しを受け止めた力と姿勢が少しでも変わると破綻します。
これをランダム性の中でも自由に体現するのには、だいぶ苦労しました。 pic.twitter.com/5mc0oaJuqV— 台湾に移住して、世界一を目指してみた (@taiwansuisyu) October 6, 2019